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映画喫茶 Bande à part バンドアパート

映画家になるまでの記録。映画、読書、喫茶店。

カスパー・ハウザーって知ってる?『カスパー・ハウザーの謎』 実在する出自が謎に満ちた野生児の伝記映画

映画感想 映画で思ったこと。

今日取り上げるのは『カスパー・ハウザーの謎』という伝記映画。

その感想の前に、カスパ・ハウザーとはどのような人物か説明する。

彼の人生は、かなり好奇心駆り立てられる数奇なものです。

 

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『カスパー・ハウザーの謎』

まずは概要。

本作は、1974年西ドイツで製作された。

19世紀のドイツ・ニュルンベルクに実在した素性不明の孤児カスパー・ハウザーを描いた映画。ヴェルナー・ヘルツォーク監督作。

ちなみに映画評論家の小野寺系は、本作を【オールタイム・ベスト】で1位としているよ。

カスパー・ハウザーとは

 

カスパー・ハウザーとは実在した人物で、16歳で孤児として保護されるまで外界との接触は一切遮断されており、言語さえ持たなかった。

発見後に教育を施され言葉を話せるようになり、自らの過去などを少しずつ語り出すようになったが、詳細が明らかになる前に何者かによって暗殺されたため、その正体と出生から保護に至るまでの正確な経緯は現在も不明なままである

また、彼は言葉という概念を習得した後、それまでは牢に閉じ込められ、外に出るまで自分以外の人間が存在することさえ知らなかった、と語ったそうだ。

彼の出自の一切が謎に包まれ、しばしば彼のことを野生児だと分類される。

その所以として、特異なまでに鋭く発達した五感などがあげられ、彼の数奇な人生は様々な専門家や研究所、文学から音楽までに取り上げられ今回紹介する『カスパー・ハウザーの謎』もその一つである。

 

僕はこの映画鑑賞前から彼の存在は知っていて、とても興味を抱いていた。

かなりワクワクしない?全く出自が不明って…。

オカルト界隈でもしばしば取り上げられたりするよね、彼のことは。

 

さて、感想について。

 

感想

なんだろう、この映画は。何が起きるわけでもないのに、観させる力がある。

喜怒哀楽もない。周りの人物関係もよくわからない。

でもいいよなぁこういう映画、と言うのが感想。

ほら、キレイでしょ?この画…みたいな押しつけがましさのない描写、これが一番良い。

カスパーが時より流す涙が、とてもきれいだと思った。

そして彼の演出がとても凝っている。

ジャケットの様子から、露骨に彼を野生児らしく描いたものかと思ったがそんなこともない。

初めて外界と接触する彼の感動する様が描かれるのかと思ったら、そんなこともない。

彼は、ぼーっと空を眺めていた。

 

ブリー・ラーソン主演の『ルーム』は、母と幼い息子が、息子の出生当初から血縁上の父親(変態)にずっと小さな物置のような部屋に監禁され、その脱出を試みる模様を描く映画だ。これも実際の話をもとにしている。

それととても対照的なんだよね。

母子が外の世界を見た時、あれはとても感動的な演出が施されたものだ。

だがカスパーは、何も話さない。

何を見ても、ぼーっとしている。

だけど、小さな赤ん坊の手を握って、静かに涙を流す。

超印象的だなぁ。

 

言葉を持たないってどういうことなんだろう。

思考を可能にするのは言語なのだろうか。

何かを表象するための記号を持たなければ物体を認識することはできないのか。

 

さて、言葉であふれた情報社会に生きる我々はこの映画をどう観るのだろうか。

何も感じない?いやいや。

表象する術を持たずとも、五感を研ぎ澄ませて季節の変わり目にも敏感で居たい。

やっぱり嘘、重度の花粉症の僕は呼吸ができません、助けてください。

 

終わり。

みんなよかったら観てね。

観るかな?誰もこれ観なそう。でも本当良かったよ。

ブログを始めて一か月が経ったので感想と経過報告、アクセス数のこととか

お知らせ

 初めて記事を書いたのが2月7日なので、ブログを始めてから約一月が経った。

 経過報告というか、アクセス数やらなにやら言及していこうと思う。

 そして僕が気になっている書き手の紹介もしていこうと思う。

 

 まず感想なんだけれど、ブログ書くの楽しすぎ。

 結構僕は推敲もせずぱっぱと書いちゃうから、文と文の論理関係とか破綻しているときもあるんだけど、やっぱ自由に書けるのが楽しい。

 そして、誰かに読んでもらえたという実感があるから尚いい。

 星やコメント、ブクマなど、こういった形でリアクションがあるともっといい記事書いてやろう、という気持ちが駆り立てられる。

 皆さんにとって少しでも実のあるものを送り出せているだろうかと言う疑問は拭えないものの、読んでくれている人が一定数いるとしたらありがたいことだ。

 

 僕は気になると割とすぐ読者登録してしまうたちで、時間が空いたりすると更新されたブログも面白そうな記事は全部目を通しているつもり。

 読むのも楽しくて、個性的な書き手の記事なんか毎回楽しみにしていたりする。

 みなさん、ちゃんと読んでますよ。

 ということで経過報告します。

 

 経過報告

 何書けばいいんだろ。

 とりあえずアクセス数と読者登録者数。

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 はい、見づらいけど一か月のアクセス数は、

 

3000(どーん)

 

 一日100人くらいは見てくれるようだ。

 最初のころとか5アクセスとかだったのにね。

 どっから見に来てくれるんだろう(笑)

 

 そして読者登録者数は、

 

96人(どーん)

 

 これ相対的に結構頑張っている値らしい。

yto.hatenablog.com

こんなところで言及されたよ。

 

 そして記事数。

 

31記事(どーん)

 

 一日に1記事は投稿していたらしい。

 自由度高いブログだから、そこまで苦にならずむしろ楽しくこれからも一日に1本くらいなら書けそうだ。

 

書き手の紹介

 注目している書き手を数人勝手に紹介したいと思う。

 紹介したい人はたくさんいるけれど、パッと思いついた方々です。

 また紹介します。

 

1人目 メエメエ博士 (id:meimeihakase1234) さん

 映画のレビューが中心の書き手。

 僕、彼の文章好きなんだよなぁ。かなり注目している。

 でもその一番の要因は、名前がおもしろすぎるとこ。アイコンも好き。

 

www.meemeecinema.tokyo


2人目 ゆうや (id:yauyuism) さん

 男と女の情事が僕も好きだ。

 ぶれない姿勢がとてもいい。

www.yauyuism.com

 

3人目 ロケットマン (id:rocketman5th) さん

 勝手に学生の書き手仲間だと思っている。

 彼はピザを作ることを生業としている。

www.rocketman-blog.com


4人目 カズロー (id:kazu0610blog)さん

 ジャズが好きな人。

 僕はジャズに興味あっても中々手が出せなかった

 この記事のおかげでちょっとづつ手を出している。

 映画と音楽を結び付けているので。

www.kazulog.com


5人目 saku・さこっちゃん (id:lifesmile365)さん

 よくコメントくれるやさしい人。

www.oremaru.com

 

 

6人目 オサナイユウタ (id:osanaiyuta0321) さん

osanaiyuta.hatenablog.com

  バンドマンの人。

 僕も実はその世界で飯を食うことを志していた時期があったので

 ひそかに応援している。

 

以上。他の皆さんの記事読ませていただいています。

 

幾つか記事紹介

 自分の記事も、、、宣伝させてください。

 もう少し映画ブログらしく、これからは映画のカテゴリーに力入れていきたいな。

works-movie.hatenablog.com

  深夜のテンションで書いた。

 意外と共感を得た記事だったので少し驚いた。

 

works-movie.hatenablog.com

  疑問を記事にするのはいいね。

 割と好きな記事です。

 

works-movie.hatenablog.com

  これも割と力入れた記事。

 面白い比較もできたと思うのでこれは目に通してほしい話題である。

 

今後の運営方針

 今月は何pvを目指す、とかは言わないつもりです。そんな立場じゃないので……

 あたりまえだけどブログも人対人と言う構図で成り立っているものだと思うので、とにかく実のある良い記事、思わず反応してしまうような記事を書きたいなぁと思う。アクセス数のことについての記事を書いたこともあったけど(笑)

 でもやっぱりアクセス数や読者数が伸びるのはめちゃくちゃうれしい。それが原動力的なところはある。

 

 ということで皆さんの役に、最低限暇つぶしになるような記事を書きますので、これからもどうぞよろしく。

人気漫画の実写化映画が多い理由。 実写化批判する人とそれにウンザリする人の構図

映画で思ったこと。 エッセイのこと。

 2017年も少年漫画の実写化の傾向が著しく、『ジョジョの奇妙な冒険』『鋼の錬金術師』『銀魂』など、人気少年漫画が公開予定だ。

 去年も『僕だけがいない街』『ミュージアム』等が話題に上がったのは記憶にまだ新しい。

 

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(C)2017 映画「ジョジョの奇妙な冒険
ダイヤモンドは砕けない 第一章」製作委員会

 

 実写化にウンザリして、もういいよ、という人もいれば、もう実写化批判に飽きた、という人もいる。

 確かに、こうやってみると、日本の映画における漫画の実写化は多いなぁ。

 というか、毎年一定数の実写化が進められている印象。

 ということで、今回もまた漫画家原作の実写化映画の話。

 

 漫画はダメで小説なら良い、という短絡的な事が言いたいのではないので注意して下さい。

 また、このブログを始めてすぐに書いたのが、少女漫画原作の映画が量産される理由。

works-movie.hatenablog.com

  ちょっと恥ずかしいんだけど、色々な人にリアクションもらえて、アクセス数もこの記事がいまだにダントツ。良かったら目を通してみてほしいな。

 

実写化が多い理由

 ということでいくつか理由を調べて考察してみた。

 

1、話題性

 オリジナルの脚本で挑む映画監督はもちろんたくさんいるけれど、やっぱり知名度の高い漫画を映画化するのはものすごく話題を呼ぶ。

 それがどんな出来であり、どんな批評がされようとも、話題性のために一定の利益を生むことはできる。言ってみれば一つのコンテンツとして消費するということだ。

 

2、著作料が安い

 これはとても不思議なんだけれど、実際かなり安いらしい。

 なんでなんだろう。

 ただ、オリジナルの脚本でやるのとそんなに変わるものなのか?

 

 

 さて、ここからが考察。

 一つ目はすごくわかる。  

 でも、二つ目。

 たとえ著作料が安くても、漫画を実写化するって、作品によっては製作費も結構かかるんじゃないか?

 そしてオリジナルの企画を通すのもそんなに金がかかるものなのか?

 例えば『るろうに剣心』とか、『進撃の巨人』とか。

 著作料云々よりも、主な理由はもう単純で、話題になるから。それだけじゃないのかなぁ。

 ただ、調べる限りだと理由はこの二つで、どちらも儲かるからと換言することができる。ここまで言っちゃうともう何も言えないかな。

 オリジナルの脚本書ける作家、あるいは監督がいないわけじゃないだろう。

 たぶんもう映画業界自体がそういう仕組みになっていってしまってるのかな。

 

 でもそのおかげで映画業界が潤っているのは事実なわけで、頭ごなしに実写化批判するのはどうかと。

 

 僕もはじめのころに少女漫画実写化批判したけど、それだって必要なコンテンツだ、と諭されたことがあって、目からうろこが落ちた、というか短絡的な自分に少し落ち込んだ。

 

漫画実写化はもういいよ、という人たち

 漫画実写化はもういいよ…割と僕もそういうタイプ。というか気にならないものは観ないし、観たい奴は観るからいいんだけどね。

 こういう人たちの意見にはこんなものもある。

 ・原作に対する敬意がない

 ・原作と違う

 ・ただただ出来が悪い

 なるほど、漫画ファンの中には映画化を待望する人もいればアレルギーを発揮する人もいる、二極化があるのでは。

 

 実写化?いいんじゃない?やるならみるよ!という寛容なタイプ

 or

 は?実写化?これは漫画のままでいいだろ!原作レイプだ!というこだわりの強い人。

 

 どちらも悪いとは思わないし、むしろ原作に愛を抱けるのは素敵だと思うよ。

 

漫画実写化アレルギーにウンザリする人

 もう漫画実写化はいいよ。嫌なら観なきゃいいじゃん。という人もいる。

 先日マツコの番組で、「実写化批判する人はダサい」と彼女は言っていた。

 この構図面白いよね。

 僕はなんか議論を放棄しているみたいで少し嫌だな、だったら実写化してもいいじゃん、と言えばいい話で、議論のための議論になっている気がする。

 

 

という事で今日はおしまい

読んでいただいてどうもありがとう。

 

 

 

works-movie.hatenablog.com

 

 

works-movie.hatenablog.com

 

トランスジェンダーとゲイの違い、言えますか? なぜ今LGBTなのか映画で紐解く

エッセイのこと。 哲学のこと。 映画で思ったこと。 男と女のこと。

 最近とても話題になっているLGBTとは何か、あなたは知っているだろうか。

 今回はいわゆるセクシャルマイノリティについて、映画の知識を交えて解説していく。

 

LGBTと映画

 まず、LGBTとはセクシャルマイノリティの人々を指す。

 レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダーの頭文字をとったものだ。

 L(レズビアン)、G(ゲイ)、B(バイセクシュアル)、T(トランスジェンダー)ということ。

 レズ、ゲイは同性愛者のこと。

 バイは両性愛者のことですね。

 それではトランスジェンダーは?という前に、少し映画の話を。

 

 最近、LGBTを扱った映画がまた増えているのではないかと思う。

 例えば洋画だと『リリーのすべて』『アデル、ブルーは熱い色』『私はロランス』等がそう。聞いたことあるかもしれない。

 先日公開された、生田斗真が女性を演じた映画『彼らが本気で編むときは、』もそうですね。僕が書いたその作品の記事も併せて読んでくれると嬉しい。

works-movie.hatenablog.com

 

 しかしながら、昔からそういったテーマを扱った映画は少なからず世に送り出されていた。

 例えばトム・ハンクス主演の『フィラデルフィア』は、エイズの知識がまだ人々に定着していなかった時代に、ハンクス扮するエイズを患ったゲイの男性が、エイズのために不正解雇されたとして会社を訴える話だ。

 ショーン・ペン主演作『ミルク』は、初めて同性愛者であることを公表した市議会委員のハーヴェイ・ミルクの伝記映画だ。

 

 これらはエイズや同性愛の偏見がまだ世に根強かった。

 『グッド・ウィル・ハンティング』『エレファント』のガス・ヴァン・サント監督は、『ミルク』を撮った際、自らも同性愛者であることを公表している。 

 

映画におけるゲイとトランスジェンダー

 さて、ゲイとトランスジェンダーの違いについて具体的な映画を挙げて説明したいと思う。

 最近話題になった『怒り』という映画をご存じだろうか。

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                (c)2016映画「怒り」製作委員会

 この映画で、妻夫木聡綾野剛は同性愛者のカップルを演じている。

 濃厚なラブシーンもあるのだが、ここでそれに言及する必要はないだろう。

 さて、なんでこの映画を取り上げたかというと、彼らの演技において従来考えられていた所謂“オネエ”や“オカマ”というような仕草を連想させる演出が一切なかったからだ。

 その点でも彼らの演技が評価されている所以である。

 コッテコテのオカマパフォーマンスをやってみせる映画は多々あったものの、この映画における彼らは、普通の男性として生まれ、ただ愛する対象が同性だったというだけのことなのだ。

 ここまでは同性愛者の説明。

 

 次にトランスジェンダーのこと。

 対する『リリーのすべて』、『彼らが本気で編むときは』について。

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(C)2015 Universal Studios. All Rights Reserved.

 前者についてのあらすじはこちら。

世界で初めて性別適合手術を受けたリリー・エルベの実話を描いた伝記ドラマ。1926年、デンマーク。風景画家のアイナー・ベルナーは、肖像画家の妻ゲルダに頼まれて女性モデルの代役を務めたことをきっかけに、自身の内側に潜む女性の存在を意識する。それ以来「リリー」という名の女性として過ごす時間が増えていくアイナーは、心と身体が一致しない現実に葛藤する。ゲルダも当初はそんな夫の様子に戸惑うが、次第にリリーに対する理解を深めていく(映画.comより)

 そう、トランスジェンダーとは、心と身体の性別が異なるということ。

 ちなみに、『彼らが本気で編むときは、』の生田斗真が演じるのは、身体は男なのに、心は女に生まれてしまったりんこという女性だ。

 これはまた、上記で書いた同性愛とは異なり、自認の問題で、映画でもその苦悩が描かれることもしばしばある。

 女なのに男の格好させられて、体育の時間は上半身裸で、しかも理解も得られないからオカマだ、とか揶揄されることもあって、そんなりんこの過去も上記の作品では描かれている。

 

あなぜ今LGBTなのか

 上記の通り、こういった同性愛者や、エイズへの正しい認識を改めようという映画活動は今に始まったことではない。

 しかしながら、また最近の大きな違いとしてあげられるのが、そういったセクシャルマイノリティへの理解が少しづつ高まっているということだ。

 日経ビジネスの特集によるとLGBTの比率は日本の場合、人口の7.6%だという。

 もう遠い空の下の話だという認識はおそらく変わってきている。

 

 同性愛だけではなく、性差があるということ。

 ここに大きな焦点があてられると思う。

 

 今や、男らしさ、女らしさという言葉さえ意味をなさない。

 その言葉が指すものは、男女差別だと言い、とあるインターネットコンテンツではその言葉を連想させるものを使うことができなくなっている、ということもあるくらいだ。

 

 男が女のような恰好をしてみたり、言動をしたり、過剰に反応することでは最早なくなってきている。

 男女という枠組みが問いただされ始めている今だからこそ、LGBTという一筋縄で解決することのできない問題に焦点が当てられているのではないだろうか。

 

 それは映画の動向でも掴むことができるし、またこの問題については書いてみたいな。

 

 ここまで読んでくれてどうもありがとうございました。

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変態・露出狂が、春になると増える理由。

バイト先のこと。 エッセイのこと。

 三月になった。先日、バイト先に変態がたくさん来た。

 そんな変態を二人紹介したい。

 

 まず、異常に横柄で、店長に馴れ馴れしい口をきくちょっとやばい人。その時点でドン引きだったのだが、何を思ったか出された料理にドリンクの氷を入れて混ぜ始めた。

 くっそまずそうになった料理を案の定半分ほど残して早々と帰っていった。

 変態だ。

 

 そして日本語ペラペラなくせに頑なに英語しか話せない外国人のブロンド美女。

 むしろ日本語の方が流暢だった……。

 彼氏と来店されたのだが、英語があまり得意ではないようで彼めちゃめちゃ困ってた。

 当の彼女、既に超ベロベロ。酒くせぇ。

 オウ、ナイスガイ!とか言われて手を握られたんだけど、ちょっと嬉しかった。

 そう、二人目の変態は僕です。。。

 

 僕「なんか今日頭おかしい客多くないですか?」

 シェフ「カビと同じ、春になると湧いて出るんだよ」

 

なるほど。僕はカビです。。。

 

変態が春になると増える理由

 なんでなんだろう、と昔から思っていた。

 少年時代は、新学期になるとクラスの女子が露出狂の餌食になった。

 大学生になると、こんどは彼女がこの時期は痴漢にあうと嘆いた。

 

暖かくなると気分が解放されるらしい

 ちょっと意味が分からん。

 暖かくなってきたし、痴漢しよーっと!ってなるか?普通。

 暖かくなってきたし、下半身出しちゃおーっと!ってなるか?普通。

 

 いや、なんねぇよ……。

 

暖かくなって、薄着になるから

 あーまぁ、なんとなくわかるっちゃわかる。

 厚着した人の身体触るより、薄着の人の身体触ったほうが感触がいいよね

 でもそんなこと言ったら夏の方がすごいだろう。

 そういう変態は夏の海なんかに行ったらもっとやばいんじゃないですか?

 

冬から春になり、気持ちがウキウキする

 

 春、出会いの季節。冬が終わり、草木が芽生え、蕾が咲き返る。

 暖かくなって、気分が明るい。ウキウキする。

 

 よーし、痴漢しちゃお!脱いじゃお!

 

 ってなんねぇよ!

 一つ目と言っていること同じですよね。すいません。

 

 

 変態は僕たちに理解できないものなのだから、きっと彼らには彼らの欲求の拠る根源があるのでしょう。それはもしかしたら反射的なものなのかもしれない。

 だから、春になって気持ちがウキウキするとか間違いじゃないのかも。

 そういう感情的なものなんか。

 春、厄介な季節だぜ。花粉も本当にやばいんだよ~くしゃみ止まんないんだよ~

 

終わり。読んでくれてどうもありがとう。

お金で解決できないことって何がある? ”初体験をどう済ませたか、冴えない高校教師に訊いてみた”

エッセイのこと。 お金のこと

 初体験をどう済ませたか、冴えない高校教師に訊いてみた。

 彼は、お金で解決しました、と何でもないかのように言った。

 高校生って嫌らしいですよね。

 子供でも大人でもなく、中途半端に頭はキレるが、理性がない。

 僕が冴えない高校教師だったら、その場で涙目になる。

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 さて、今回はお金がテーマ。

 お金って大事だなぁ。金の切れ目が縁の切れ目、なんて言葉もある。

 お金で解決できることって多いよね。

 というか、お金で解決するのが一番楽なんだよなぁ。

 ならば、お金で解決できないことってなんだ?ということです。

 

金で愛は買えるか?

 僕は、買えねぇよ!と声を大にして言いたい。

 僕だったらね、例えお金持ちでも変なおばさんだったら結婚したくない。それは女性も同じだろう。

 金持ちのオッサンが若くてきれいな女性をはべらす構図、あんなので愛が買えたなんて勘違いしちゃあならんな。

 オッサンたちもそういう ”時間” を買っているわけで、 "感情” まで買っているとは思っていないだろう。いや、お金で彼女らの心までものにしていると思っていたら相当重傷だと思う。

 僕もお金持ちだったら、キレいなチャンネー、はべらしたいですね。

 だって面倒なプロセスいらないでしょ。お金出すから海が見えるホテル行こうよーなんて言ってさ、お小遣いあげてうまいもの食わせて夜はお楽しみでさ。

 ウィンウィンじゃん。

 でもやっぱり悲しい。それは。

金と愛は比例するか

 ちょっと話それていくけど、じゃあ男がなけなしの金を女に貢ぐ構図。

 あれはどうなの?

 例えば苦学生。汗水たらして、昼飯は、購買の隅で2割引かれたかび臭い食パン。

 やっとのことで彼女の誕生日に、10万円のティファニーの指輪を贈る。

 これは金で彼女の愛を買っているのでしょうか。

 俺はね、これは…気持ちだと思うよ。場合によっては金と気持ちは比例するの。

 まあでも、いきなり10万円は重いし、苦学生、もっと自分のためにお金使いなよ、って俺なら言うかな。

 愛は金額じゃない、なんて言うけれど、彼女の誕生日に、俺の作った歌聴いてくれ!チャラーンではい終わり、これは愛ですか、エゴですか。

 

お金で解決できないこと

 これは、やっぱり、感情じゃないかなぁ……

 感情によるものはやっぱり買えないよね。 

 ここで抽象化したいのが、

 お金は、ある一定の限度を超えると、相対的なものしか解決できなくなる

 っていうこと。

 あれ、何気に割と良いこと言ってない?

 

 例えば、許し。

 ある程度なら、金出せば許してもらえる。

 飲食店で、料理出てこない!といってブちぎれるお客様。今回は半額にさせて頂きます、なんて言えばまぁ怒りは収まりが着くんじゃないか?

 じゃあもう一つの例で、男性が長年付き合った恋人にプロポーズする、というシチュエーション。その場所として選んだレストランが、もうめちゃくちゃで、ずさんな予約の管理のもと、事前に頼んでおいたコース料理もデザートも出せない。

 今回は半額にさせて頂きます、とか言った暁には、

おいおい、お金で解決するつもりかお前は?

 なんて火に油を注ぐことになるかも。

 

 人を車で轢いてしまっても、骨折くらいなら慰謝料でなんとかなる。

 でも殺されたら?そりゃいくらお金があっても、許しは請えない。

 

 ある程度を超えてもお金で解決できるのは、相対的に測れる価値のもの。

 つまり値段が付けられるものだよね。

 

でも、おかねは大事

 だけどお金は大事。お金があれば環境が買える。これはでかい。

 お金がないと幸せになれない、とまではいわないが、お金があれば経験しなくていい悲しみも、嫉妬も、苦悩も抱かずに済むんだよね。

 ただそういう感情が人の心を豊かにする、なんていう考え方も否定はしない。

 けれど、両親がいつもお金のことで争っていた自分からしたら、やっぱりある程度の幸福は金で解決できちまうんじゃねぇかなぁ。

 

おわり

 

読んでくれてどうもありがとうございます、

気が向いたらブクマ、ツイッターでのシェア、読者登録などして頂けたら幸いです。

さようなら。

108本の男根を夜の海辺で燃やす。 生田斗真主演『彼らが本気で編むときは、』感想と解説

男と女のこと。 映画情報 映画感想

   生田斗真が女性の役を演じたことで話題になった、荻上監督監督作『彼らが本気で編むときは、』を観た。

 かなり良かった。ちょいちょい泣いた。

 

   先日、現在公開中の注目されている映画最新作を記事にしたのだが、そこでも取り上げた本作の感想を改めて記事にしたい。

 

works-movie.hatenablog.com

 

   感想やあらすじを述べていくが、ネタバレは一切無しの方向でいこうと思います。

   ちなみにタイトルと内容は全く関係ありません、たぶん。

 

 また、何故今になった本作のように、LGBT、つまりセクシャルマイノリティの人々が話題に昇るのか、そしてゲイとトランスジェンダーの違いについて映画を使った解説をしているのでよかったらこちらも読んでいただきたい。

 

works-movie.hatenablog.com

 

 

『彼らが本気で編むときは、』

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(C)2017「彼らが本気で編むときは、」製作委員会

かもめ食堂』『めがね』の荻上直子監督最新作。

 主演の生田斗真が演じるのは、元男性であるトランスジェンダー(心と身体の性に差がある人)のリンコ役。また、柿原りんこが育児放棄された少女トモ、桐谷健太がリンコの恋人でトモの叔父のマキオ役をそれぞれ務める。

   本作が描くのは、彼らが織り成す奇妙な共同生活を描いた人間ドラマ。

ストーリー

 11歳の女の子トモは、母親のヒロミと2人暮らし。ところがある日、ヒロミが育児放棄して家を出てしまう。

 ひとりぼっちになったトモが叔父マキオの家を訪ねると、マキオは美しい恋人リンコと暮らしていた。元男性であるリンコは、老人ホームで介護士として働いている。母親よりも自分に愛情を注いでくれるリンコに、戸惑いを隠しきれないトモだったが……。 

感想と考察

 これはなかなか良かった。人と人との繋がりって素敵だね、涙出たよ。

 でもそういうテーマを据えて、直接的なテーマに括られないのがやっぱり荻上監督の作品だな。

 中々下ネタも多かったし、彼女らしい仕掛けもたくさんあった。

 

   さて、このあらすじを見ると、セクシャルマイノリティに対する認識がテーマなのか、と思われるかもしれない。

   しかしながら、荻上監督は「偏見をなくそうという映画ではない」と語っている。

   それはどういうことなのか、紐を解いていこうと思う。

 

   映画内では、男らしさ、女らしさという規範の逆転を意識させるシーンが多かった。例えば、男性が家事をやっていたり、女の子が男の子のような乱暴な口調で話したり。

   なるほど、現代においては、共通認識として存在していた男女という枠組みが今までのように機能しなくなってきている。

   にもかかわらず、未だに男だから、とか、女だから、という規範への認識は消えていない。

 

 トランスジェンダーであるりんこの存在が示唆するのは、そういったセクシャルマイノリティの苦悩ではなく、男女という枠組みが再び問われ始めているということだ。

 かつては男性の身体を持っていた彼女の存在は、男女という既成の観念を相対化する役割を持っている。

 彼が演じたりんこは、女性より女性らしい、という評価がなされることもあるようだ。

 しかし、女性らしさってなんだ、男性らしさってなんだ、ということなんです。

 

 男だからこれはしてはいけない、女だからこうあるべきだ、という認識、

 もっと言えば、社会に存在する、マイノリティに対する意識。

 それこそ、性差があるセクシャルマイノリティや、少数派の人種、そして身体になんらかの障害を持つ方々。

 もはや、マジョリティやマイノリティなんて言葉は本来の意味として機能していないのではないだろうか。

 みんながみんな、それぞれの個性を持っている、けれどその個性のために悩んだり悲しんだりする。死を選ぼうとする人だっている。

 寂しい事なんだけど、それを理解してくれる人が一人でもいたら、きっと人生は少しだけでも豊かになるよね。

 

 男女という役割がほころびを見せている今日では、同時に家族という形態も問われ始めている。親子っていうのは厄介なものだよね。

 そこのところらへんはちょっと手が疲れてきたのでまた改めて機会があれば述べたいと思う。

 

 たぶんこれ観て、よっしゃ!観に行ったるで!とはならないかもしれない(笑)

 ただ、もしこの作品を観た人の感想を違う視点で聞けたらな、と思う。

 

最後まで読んでくれた人がいるとしたらとても嬉しい。

ついでにブクマ、ツイッターシェア、読者登録までしていってくれとは言わないけれど、してくれたら僕の気持ちが少し豊かになります。

それじゃまた。

 

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