読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

映画喫茶 Bande à part バンドアパート

映画家になるまでの記録。映画、読書、喫茶店。

猫は追うと逃げるが離れると寄ってくる。

男と女のこと。 エッセイのこと。 哲学のこと。

 それはまるで男と女の様な話。

 ちょうどいい男と女の距離感など存在するものか。

 永遠の愛など信じない。常に危うい距離感の方が好きだ。

 どっちつかずで、どちらが捨て、どちらが捨てられるのか。

 そもそもどちらもどちらの所有物ではない。

 

 僕は恋愛相談を持ち掛けられると、そんなに悩むくらいだったらお互いのためにならないし別れるべきだよ、と迷わず答えてしまうような人間だ。

 おかげで僕に恋愛相談を持ち掛ける人間は少ないのだが、相談に乗った人の中で、迷わずに『別れるべきだ』と助言したのは僕くらいでやっぱり別れて正解だった、なんて後に言われることもしばしばある。

 

 別れなんて出会いの数だけあるものだし、そこまで悲観することでもない、確かに悲しいだろうけれど、本当に出会うべき人だったらまたいつか出会える。

 基本的に恋は病気だ。

 僕は独りでいることに美学すら感じるし、正直大好きな彼女なんてできたら首が回らなくなる。自分のことで精いっぱいだ。

 人を愛すのは面倒くさい。けれど愛されるのはもっと面倒くさい。

 それでも誰かにそばにいてほしいなと思うこともある。

 だから、道化を装ってどうやっても自分のものにならなそうな女の子を追っていたい。もしもその子が僕に寄ってきた時、全てが冷めてしまう。

 

 仕事がひと段落ついて久しぶりに一人で酔ってしまうと、手当たり次第に女の子に連絡を送ってしまいたくなるのだが、皮肉なことにそんな時連絡したくなるような女の子を僕は知らない。

 いても連絡が返ってこないのが関の山。というか今連絡待ちだ。

 ああ、僕っていう人間はダメな奴だなぁ。でもたまにはいいよね。

 そうやって、徒然なるままに、わずかに地に足が着かないようなすれすれの位置で漂っていたい。

 自分が正しいとは思わないが、やはり合理化できる範囲で男女は距離感を保つべきだ。かつては本気で誰かを好きになったことがあるからこそ尚のことそう思う。

 それが大人になることだと思うし、少し寂しくもある。

 

酔っぱらって恥ずかしい日記を書いてしまったなぁ。