読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

映画喫茶 Bande à part バンドアパート

映画家になるまでの記録。映画、読書、喫茶店。

親が子に決して言ってはいけない言葉のこと。 両親の不仲が子に影響を与える

役立つ知識 エッセイのこと。 哲学のこと。 教育のこと。

   両親の不仲とは、子供にどのような影響を与えるだろうか。

 

f:id:works_movie:20170216155002j:plain

   僕の両親はとても仲が悪く、しょっちゅう喧嘩をしていた。僕が母親と2人でいる時は母が父の悪口を言い、僕が父親と2人でいる時は父が母の悪口を言った。

   いつしか、家族というものになんの幻想も抱かなくなった。

 

  さて、親が最も子供に言ってはいけない言葉とはなんだろうか。

  僕が言われて1番辛かったのは、「あんな人と結婚しなければ良かった」である。

   つまり子供の存在も同時に否定されているわけだ。とってつけたように、でもお前たちが生まれてくれて良かった、と付け加えられるのも複雑である。

   自分のことを最も気にかけてくれる両親が、自分のせいで別れられない。

   両親に、今幸せかと訊ねることは、僕にとってとても恐ろしいことである。

   もし幸せじゃないと言われたとき、それは自分のせいだと自分を責めてしまうだろう。

   子供にとって1番の不幸とは、1番近くにいる大人が不幸であることだと思う。

 

子供に言ってはいけない言葉

 

   さて、そんな幼少期を思い出したついでに子供に言ってはいけない言葉というものを調べてみた。

 

   まず第一に、急かすこと。

・早くしなさい

・遅い

   なるほど、こんな風にいつも急かされてしまえば、常に焦燥感に駆られてしまうだろう。なんとなくわかる気がする。

 

   そして禁止すること。

・遊ぶな、勉強しろ

   これは、「子供でいるな、楽しむな」という上記の強迫観念にも似た意識を抱かせてしまうそうだ。そして無気力な子供を生産してしまうらしい。

 

第3に、なじったり、他の子と比較すること。

・バカじゃないの?

・他の子はできたよ?

   自己肯定の薄い子供に仕上がってしまうそうだ。

 

   幾つか調べてみたものの、もう一方の親の悪口を言うという旨が殆ど無かったことに驚いてしまった。

   多分それは、悪影響を与える発言というより、両親の不仲として、悪影響を与える態度や環境の方にカテゴライズされているのかもしれない。

   しかしそのような環境から出る両親の言葉は、子の存在を否定するようなニュアンスを含み、自己肯定感を薄くするよう作用してしまうことに変わりはないだろう。

 

子供は弱い

   そう、子供は弱い。思考力というものを育む段階で、大人の理不尽な論理を押し付けられれば、なにも言わずに従うしかない。

   そしてそれを正しいものだと認識してしまう。

   僕は、映画や小説を子供に見せる意義として、必ずしも全ての大人が正しいというわけではない、むしろ、弱い大人もたくさんいるのだ、ということを教えてやることが一つとしてあると思う。

   もちろん、大人第一主義を掲げた方が子供は支配しやすい。親や教師が常に正しいという、都合よく換言すれば信頼を得ることができるからだ。

   しかし、それでは大人の都合のいい子供しか育たない。

   にも関わらず、ゆとり世代だとか悟り世代だとか今の子供は無気力だとか言われる。これは全て教育によるものではないか。

   全ての子供が、大人が必ずしも正しいわけではないのだと気づいてそれを反面教師にする、そんな強さを持っているわけではない。

   子供に投げかける言葉は、丁寧に選ばなくてはいけない。

   もちろん、ネットで言われているような「言ってはいけない言葉」を全て使わないのはそれはそれで過剰すぎるし、ヤバイ子供が育ちそうだが。

 

両親の仲が悪いということ

    両親の不仲のせいか、自分だけ幸せになるわけにはいかないという強迫観念のような意識が、僕の心の底にある。
 

 両親の仲が悪いという事はとても悲しいことだ。

 だからといって、皆がまっすぐに育たないと言いたいわけではないのだが、やはり他の子どもより寂しい思いをしてしまうことに間違いはない。 

 

   かなり私的な経験を含んでしまい申し訳ないが、両親の不仲、並びにそのような発言は子供にいい影響を与えるはずがない。