さて、今週もこの企画を進めていきます。
【あなたの週末に贈る名作映画】その3です。
この企画は、僕が今週観た映画の中から幾つかの良作を紹介するというもの。
(c)Kobal/UNIVERSAL/TheKobalCollection/WireImage.com
是非あなたの週末にむけて、観たい映画が見つかればと思います。
参考になればうれしいです。
今週僕が観た映画
今回は8本観ました。
それがこんな感じです。
→小栗旬主演のサスペンス。
→マーベル社による史上最小のアメコミヒーロー。
・わたしは、ダニエル・ブレイク
→劇場にて、かなりいい作品。こちらもぜひ参考に。
・百円の恋
→安藤サクラ主演作。これもなかなか良かった。
→渋い!かなり好きな世界観。
・CUT
→西島秀俊主演作。「映画のために死ね」というコピー。
・哭声 コクソン
→『お嬢さん』に触発されてみた、怪奇サスペンス。まじで、韓国映画すごいな。超面白かったです。
→面白かったです。これを紹介します。
ということで、今回は『ブルース・ブラザーズ』『百円の恋』を紹介します。
『ブルース・ブラザーズ』
(c)Kobal/UNIVERSAL/TheKobalCollection/WireImage.com
1981年公開、コメディアンであるジョン・ベルーシとダン・エイクロイドが主演のミュージカル・コメディ。
めっちゃ面白かった。ユーモア溢れシュールに描かれる本作は本当にお勧めできる作品ですよ。
色々有名な曲も使っていますよ
ちなみにこのシーン、最高なので観てほしい。
大雑把に始まるミュージカルシーン。
有名な曲、『think』使っています。
Aretha Franklin - Think (feat. The Blues Brothers) - 1080p Full HD
あらすじ
ジョリエット・ジェイクは強盗を働き、3年の刑期を終えてシカゴ郊外の刑務所を出所、弟のエルウッドが彼を迎えに来た。
兄弟はかつてお世話になった孤児院が5000ドルの税金を納めないと施設が立ち退きになってしまうと聞き、音楽で5000ドルを稼ごうと昔のバンド仲間を探し出しあの手この手でバンドに引きずりこむのだった。
みどころ
ミュージカルといってもミュージカルらしい要素が大多数を占めてはいない。
ミュージカルというには、大雑把すぎるミュージカルシーンの始まり、
ミュージカルにこんなカーチェイスシーンいるか?
ってくらい笑えるカーチェイス、そして兄弟の破天荒な行い、いきなり火炎放射器をぶっぱなしてくる女性、とにかく魅力的。
ミュージカルとたくさん言いましたね。
でもたくさん有名な曲を使っているし、バックのミュージシャンも超豪華という。
曲も良い曲多いんだよなぁ
でもわけわかんないシーンばかりで構成されているわけじゃなく、一筋の物語にちょくちょく小ネタ的な面白さが挟まれていて、本当に愉快な作品だ。
少し前の作品にもかかわらず、いまだに映画ファンの間で根強い人気を誇る作品でもある。
また、サングラスに黒いスーツという姿は『MiB』にオマージュされているよね。 これが映画だよなぁと思わせるような、なんというか映画を見ているような、あたりまえだけどそんな感覚に。音楽や映画愛がすごく伝わってくる。 とにかく笑えるので、暗い映画ばかりお勧めしてきたこの企画ですが、この映画は是非週末に観てほしいなぁ。とても面白いですよ。
『百円の恋』
(C)2014 東映ビデオ
武正晴監督作、安藤サクラ主演。
本作は、松田優作の出身地・山口県で開催されている周南映画祭で、2012年に新設された脚本賞「松田優作賞」第1回グランプリを受賞した足立紳の脚本を映画化したもの。
不器用でどん底の生活を送っていた女性の姿を描く。
ちなみにクリープ・ハイプが主題歌だよ。
あらすじ
実家でひきこもり生活を送る32歳の一子は、離婚して出戻ってきた妹とケンカしてしまい、やけになって一人暮らしを始める。
100円ショップで深夜勤務の職にありついた一子は、その帰り道に通るボクシングジムで寡黙に練習を続ける中年ボクサーの狩野と出会い、恋をする。
しかし幸せも長くは続かず、そんな日々の中で一子は自らもボクシングを始め、今まで何も成し遂げず怠惰に過ごしてきた日々を変えるのだった。
みどころ
この作品の見どころはね、なんだろ、どうしようもない人物の姿を美化したものでも賛美したものでもなくて、どうしようもない一人の女性が立ちあがる姿をユーモアに描くところにあるのだと思う。
それはタナダユキ監督の『百万円と苦虫女』に通ずるものがある。
ちなみにこっちの作品もかなり好きです。
最初は、なんだか暗い映画かなぁ、ハズレ引いたかなぁ、なんておもっていたけど、そんなことなかった。
力が抜けているけれど、そんな作品に息を吹き込むのが、安藤サクラの女優魂。
すごい役者だね、彼女は。
もう三部作かと思うくらい彼女の変り様もすごくて、最初のモサイ感じとかちょっと引いてしまうほどの役作りだったなぁ(笑)
百円で買える恋なんてこんなものだよと。
でも一子の暮らす和室にどうしようもない彼氏と過ごす画、なんだか風情があっていいよなぁ。和室。
どうしようもなく不器用でそれがとってわかるような佇まい、
でもボクシング始めてからの彼女の姿は超痛快。
結構笑えるシーンも多いし、暗いだけじゃないので力を抜いて是非観てみてほしいな。
それじゃあ今週のその3はこんな感じでした。
いかがでしょうか、観たいものがみつかったならうれしいです、そうじゃなくても毎週更新していますのでまた覗きに来てください。