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大学生のうちに観るべき「学生が主人公」おすすめ映画 5選

大学生活で結構な本数を観てきた私が、大学生のうちに観てほしい「学生が主人公」である映画を幾つか選んでみた。

 

いずれも私にとってとても大切な作品であり、特に自分が何者か見つめ続けなくてはならない大学生であるうちに、自分を見つめなおすという意味でも強く勧めたい作品だけ挙げたつもりである 。

 

大学生のうちに観るべき映画 5選

「学生のうちに観たかった映画」を挙げだしたら、恐らくキリがない。だから今回は、学生であれば物語に自分を投影しやすいのではないだろうか?という思いも込めて、「学生が主人公」である映画を選んだ。

 

また「学生」は主に大学生を指すものだが、この記事では大学生という狭義の意味では定義していないので注意してほしい。

 

『今を生きる』

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(c)FRANCOISDUHAMEL/TOUCHSTONE/TheKobalCollection/WireImage.com
概要

【監督】ピーター・ウィアー

【出演】ロビン・ウィリアムズイーサン・ホーク

あらすじ

1959年、バーモントにある全寮制の名門進学校にやって来た新任の英語教師。破天荒な授業を通して、詩の美しさや人生の素晴らしさを説く教師に惹かれていった生徒たちは、彼がかつて学生だった頃に作っていた“死せる詩人の会”という同好会を自分たちの手で復活させる。

解説

いきなり大学生ではなく高校生が主人公の物語。

 

青春映画の代表的な作品であり、今をいかに生きるかを強く訴えかけるところがこの映画の一番の見どころ。金や地位、名誉、だれもが羨ましがるようなモノではなく、世界の美しさ、人生の素晴らしさ、そして生きることの辛さを説き、今がいかに大切かを見つめ直させる物凄いパワーを持った作品である。

 

主演のロビン・ウィリアムズが名門校でふるまう破天荒なキャラクターがはまり役であり、そして景色がとても美しい。胸に突き刺さるようなシーンが幾つもあり、これは学生のうちに絶対に観ておくべき作品だと思う。

 

『グッド・ウィル・ハンティング』

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(c)Miramax/Photofest/MediaVastJapan
概要

【監督】ガス・ヴァン・サント

【出演】マット・デイモンベン・アフレック

あらすじ

深い心の傷を負った天才青年と、同じく失意の中にいた精神分析医がお互いにあらたな旅立ちを自覚して成長してゆく姿を描く感動のヒューマン・ドラマ。ボストンに住む青年ウィルは、幼い頃から天才ゆえに周囲から孤立していた。

だが、彼の才能に気付いた数学教授のランボーは、ウィルに精神分析医のショーンを紹介する。ウィルはショーンにしだいに心を開いてゆくが、彼の才能に気付いた政府機関や大企業が接近してくる。 

解説

これだけは紹介させてくれ、というくらい私の人生で大事な映画だ。かなり有名な映画だけど、これだけは紹介しないと。また、主人公が厳密な意味では「学生」ではないけれどそれでも紹介しなくてはならない。

 

自分がどうあるべきか強要されることについて、主人公は疑問を抱いている。そして同時に、誰かに傷つけられることを極端に恐れている。天才的な頭脳を持ち、それを社会に還元するべきだと諭されるのだが、彼は孤独だった。

 

年長者と若者の師弟関係の様な構図が堪らなく、主人公が後の恩師と出会い、段々と心を開いていくさまが本当に心地良い。セリフ回しも知的で、そしてクールなのだ。恋愛や友情などの様々な感情と向き合う主人公の複雑な心情の変化は一番の見どころで、デイモンの迫真の演技が胸を打つ。

 

自分がどうあるべきか、友人と恋人とどうありたいか、とても考えさせられる作品。

 

横道世之介

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(C) 2013『横道世之介』製作委員会
概要

【監督】沖田修一

【原作】『横道世之介吉田修一

【出演】高良健吾吉高由里子伊藤歩綾野剛池松壮亮

 

このキャスト凄くない?これだけでも観る価値あるよね。

あらすじ

長崎県の港町で生まれ育った横道世之介高良健吾)は、大学に進むために東京へと向かう。周囲の人間を引き付ける魅力を持ち、頼まれたことは何でも引き受けてしまう性格である世之介は、祥子(吉高由里子)から一方的に好かれてしまう。しかし彼は、年上で魅力的な千春(伊藤歩)にぞっこんで……。

解説

上記の作品とは打って変わって、これはコメディ要素強め。

高良健吾が演じる主人公の横道世之介には不思議な魅力があり、周りの人々を惹きつけた大学生活の回想のもと、彼と出会った人々が後の人生で彼のことを思い出すまでをそれぞれ描いており、横道を中心に据えた短編的・群青劇的な構成で物語は進む。

 

高良健吾の演技がすごい!まじでこんな変な奴いなそうでいそうだなぁと思うような演技が観てて飽きず、どうしたらこんな役作りできるのかと思わざるを得ない。吉高も池末も綾野も、今では日本を代表する役者たちだが彼らも本当にいい味を出している。

 

大学生活を描くにあたって、笑えるだけでなく、様々な角度からアプローチされているために、色々な枠での共感が得られる。一人でも良い、しかし、もしもこれを観るなら、大切な人と笑って泣いて観てほしい。

 

モーターサイクル・ダイアリーズ

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K(c)obal/FILMFOUR/SOUTHFORK/SENATORFILM/TheKobalCollection/WireImage.com
概要

【監督】ウォルター・サレス

【原作】『モーターサイクル・ダイアリーズ』エルネスト・チェ・ゲバラ

【出演】ガエル・ガルシア・ベルナルロドリゴ・デ・ラ・セルナ

 

ラテン・アメリカの英雄チェ・ゲバラの“友人との南米縦断旅行”を、ロバート・レッドフォードが長年あたためてきた企画をブラジルの名匠ウォルター・サレスを監督に迎え映画化。

若き日のゲバラにメキシコの新鋭ガエル・ガルシア・ベルナルゲバラと南米を旅する友人をゲバラの実の“はとこ”のロドリコ・デ・ラ・セルナが演じる。

2004年のサンダンス映画祭カンヌ国際映画祭コンペ部門正式出品作品。中古のバイクで巡る南米大陸の風景は心に迫る迫力。

あらすじ

医学生のエルネスト(ガエル・ガルシア・ベルナル)は親友アルベルト(ロドリコ・デ・ラ・セルナ)とともに本でしか知らない南米大陸の縦断旅行に出る。それは、1台の中古バイクにまたがる金も計画も無い旅だった……。

解説

本作は、チェ・ゲバラが革命家を志すまでの前身となる物語。医学部生であるエルネストと親友のアルベルトが1台の中古バイクにまたがって南米大陸を横断するというロードムービーである。

 

当初の期待に満ちたものとは打って変わり、彼らの旅は、ただ気まぐれなものではなくなっていく。権力、富、貧困、病———なぜ人は生きるのかという単純な疑問を、主人公は次第に出会った人々が織りなす様々な形の「生きる姿」から見出すようになる。

 

最も印象的なのは、旅の目的でもあったハンセン病患療養所で、主人公が病床に伏した老人の手を取り必死に励ますシーン。老人は「どうせ生きられない」という旨の発言をするのだが、それでも主人公は彼の目を見つめる。それは、なぜ人は生きていくのかと痛切に訴えかける静かな叫びであった。

 

この旅を通じ、ゲバラは「自分にはやるべきことがある」と言った。やるべきこと…生と死を見つめ合った彼だからこそ見出すことができた答えであるが、学生のうちにこの映画を観ることによってもう一度、自分はなぜ生きていくのか、問いかけても良いかもしれない。

 

『卒業』

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(c)Embassy Pictures Corporation / Photofest / ゲッティ イメージズ
概要

【監督】マイク・ニコルズ

【出演】ダスティン・ホフマン

あらすじ

大学を卒業し前途洋々のベンジャミン。彼は、祝賀パーティの席で誘惑をかけてきた中年女性ロビンソン夫人と逢瀬を重ねることに。だが彼女の娘エレインが現れた事で、その関係は崩れていく。

親の勧めで不承不承エレインと付き合うことになるベンジャミンは、彼女に惹かれていったのだ。一方、そんな若い2人に嫉妬するロビンソン夫人。やがて、彼女とベンジャミンの関係がエレインの知るところとなるのだが……。

解説

これを観て卒業しましょう。不朽の名作です。ただし、かなりむちゃくちゃ。

 

お金持ちの主人公は中年の女性と不倫します。そして彼女の娘と交際します。彼女に彼女の母親と肉体関係があったことを打ち明けます。結婚してくれと言います。式場で結婚式を別の男性と挙げている彼女を奪い去って逃げます。

 

僕はこれを観て色々なことを考えた。何からの卒業なんだろう。これについてはあまり語ることがないので、色々なことから卒業したい人は観てみたらどうでしょう。最高ですよ。

 

ちなみに僕はミセスロビンソン派です。結婚してください。

 

 

 

まとめ

いかがでしょうか。ということで大学生のうちに観てほしい映画5選でした。

 

余談なんですけど、アマゾンプライム会員になれば確か『今を生きる』以外は視聴可能だったと思います。

 

本当に変な声が出てしまうくらいお得過ぎるので、1ヵ月間は無料体験を試せるので良かったら検討してみてはいかがでしょうか。

 

www.worksmovie.com

www.worksmovie.com

 

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